アメリカから帰国後、ロサンゼルスに輸出会社を立ち上げ、アメリカから日本への婦人衣料雑貨の仕事をしていた私は、「人様をケアする」などという世界とは無縁だった。 その頃の取引先に、赤坂で大きなエステサロンを経営している方がいらして、親しくさせていただいた。 ある日、そのオーナーが、アメリカから輸入した「顔面神経痛のトリートメント用の機械」を取り入れ、フェイシャルケアをする、という新しいメニューを取り入れ、そのモニターを頼まれた。それから、その機械を広めるためにスクールを立ち上げ、興味のある人達に技術を教える、というプロジェクトが立ち上がり、「素人がどれくらい理解し、技術を学べるか」のテストケースとして協力してくれ、と依頼された。 正直、かなり面倒くさいと思ったが、乗りかかった船状態で、その役目も引き受けた。 思っていたより大変で、かれこれ10日間くらい、ほぼ缶詰状態で勉強することになったが、何故かスクールでは「久しぶりにプロとしての技術力を見につけた生徒さんが出た。」とほめられ、機械の使用方法や技術もあまり苦労なく身につけ、「結構すぐに覚えられる物ね。」ということになった。 それから15年以上の月日が流れている。 その間の色々な出会い、めぐり合わせで、仕事にするつもりなどさらさらなかったエネルギー系の調整まで、このサロンでは行ってる。 きちんとお手入れの行き届いた肉体は、とても大切なもの。 自分の内臓や心、意識や思考を入れている大切な器としての肉体。 サロンではそのお手当てから、痛みや内臓のケア、心や意識、思考に及ぶ領域まで、トータルで「自分」を大切にできる状態を保つお手伝いをさせていただいている。 依存はさせない、でもオアシスでありたい、と望んでる。 このサロンは 「自分の人生を生きるために絶対に必要な肉体のケア」を中心に「自分自身と向き合える場所、自分の今の肉体的状況をしっかり把握する場所」として存在している会社の中心です。