飛行機の中でお土産に買った「ハニーハウスナチュラルズ」のBee Barを使い始めた。 乾燥している機内の中で顔や手がカサカサになっている気がしたのだ。 使って私は、とても幸せな感じに包まれた。 甘いバニラの香り。 手の中ですこ~し緩んで溶けるような感触。 カサカサな肌をしっかりカバーして、「任せて、しっかり守るから」と言ってくれているような頼もしさ。 「ねえねえ、これ日本で売ってなかったら、私たち売らない? すごくいいよ。」 隣に座っている友人に思わず声をかけた。 それから半年後、私たちは再びシアトルへ向かう飛行機の中にいた。 販売独占権の交渉のためだ。 「一度ミーティングをしましょう。」と言ってもらうまで、かなりの時間を有してしまった。 すでに日本大手企業からのアプローチもあり、今から思えば、まったく無名な私たちがミーティングに漕ぎ着けたのはラッキーだった。 奇しくも自分が始めに手がけた仕事が輸入業だったこともあり、もうそういう仕事は卒業した、という感が強かったのだが、軽い気持ちで「これいいかも?」といったのが後の祭り、一人歩きし始めた輸入しよう、は遂に私を飛行機の中へと誘った。 シアトル郊外の素朴な、自然豊かなオフィスで私たちは初めてのミーティングを行った。 社長のルースはとても穏やかな、やわらかな人だった。 私たちは色々なことを話し合った。 彼女は私に聞いた。 「何故この商品をあなたは手がけたいと思ったの?」 私はつたない英語で答えた。 「幸福になる商品だからです。作り手の気持ちが、人間性が伝わってくるような商品だからです。作り手のぬくもりが伝わる商品、は日本でも愛される商品の大きな要素です。 それをこの商品は持っている、私はこの商品というより、あなたたちのこの商品にこめられたぬくもり、人間性を日本の消費者に伝えたい、と思っています。」 ルースはまっすぐ私の目を見て、穏やかに言った。 「なゆみ、私はあなたと仕事がしたい。」 私たちはたった一度のミーティングで日本とアジア圏の独占販売権を取得した。 一緒にこのプロジェクトに参加してくれている3人で、その夜小さな祝杯を上げた。 私たちは、この商品のぬくもりを皆様に感じていただきたいと思っています。 水が一切入っていない固形ローション。 日本に初上陸の使いごこち。 温かなぬくもりと幸せな香り。 こんなにしなやかに、「守ってあげるよ。」と言ってくれる優しい商品。 皆様に是非お使いいただきたい商品です。
・(ハニーハウスナチュラルズ)発売元